お知らせ
2025年06月10日お知らせ
三種混合ワクチン(DPT)予約再開のお知らせ
百日咳の流行により、三種混合ワクチン(DPT)の供給は依然として不安定な状況が続いています。
このたび少量の入荷がありましたので、自費(任意接種)による追加接種の予約を再開いたします。
■ 対象となる方
- 5歳以上7歳未満
└ 三種混合・四種混合・五種混合ワクチンの4回目(第1期追加)から6か月以上経過し、就学前の追加接種がまだの方 - 11歳以上13歳未満
└ 定期の2種混合ワクチン(DT)接種の時期に、百日咳も含む三種混合ワクチン(DPT)を希望される方
(※標準的には11歳~12歳までの接種が推奨されています) - 妊娠後期(妊娠27週以降)の妊婦さん
└ お母さんが接種することで、生まれてくる赤ちゃんへの百日咳感染予防が期待できます
※適応や接種時期についてご不明な場合は、お気軽にご相談ください。
■ 三種混合ワクチンについて
- 小児科学会は
5歳以上7歳未満の就学前追加接種
および
2種混合ワクチン(DT)定期接種時期(11歳以上13歳未満)での三種混合ワクチン追加接種
を推奨しています(2025年5月19日版)。 - 妊娠後期(27週以降)に接種することで、乳児への抗体移行が期待でき、赤ちゃんを百日咳から守る効果が報告されています(日本産科婦人科学会 2025年4月25日通知)。
- 国内でも、妊婦さんへの三種混合ワクチン(DTaP)皮下接種について安全性や抗体移行に関する研究が行われており、副反応リスクが特に高まることはないとされています。
- ただし、現時点では妊婦への三種混合ワクチン接種による乳児の重症化予防効果については、今後さらに研究が必要とされています。
ご希望の場合は医師による説明のうえ、ご判断いただきます。
■ 予約方法・ご注意
- ご予約はWebのみで受付しています
- ワクチン在庫には限りがあり、なくなり次第受付終了となります
- 本ワクチンは定期接種の対象外で自費(任意接種):3800円です
- 詳細やご相談は、Web予約ページまたは医師・スタッフまでお気軽にお問い合わせください
参考文献
1)日本小児科学会. 予防接種スケジュール 2025年5月19日版.
2)日本産科婦人科学会. 乳児の百日咳予防を目的とした百日咳ワクチンの母子免疫と医療従事者への接種について. 2025年4月25日.