症状一覧

2024年05月12日症状一覧

呼吸が苦しそう、努力呼吸

どんな病気が考えられる?

呼吸が苦しそうな場合、早めの受診をお勧めしています。

特に、息を吸うときに肋骨が浮き出している・胸骨や鎖骨の上がへこんでいる(陥没呼吸)、横になると息が苦しいため横になれない(起坐呼吸)といった症状がある場合には注意が必要です。肺炎や喘息発作など何らかの肺の病気によって、呼吸がかなり苦しい時のサインです。
このようなサインが見られた場合は、すぐに受診してください。夜間であれば夜間応急診への受診、休日であれば休日診療所の受診をお勧めします。

どんな検査をするの?

身体の中の酸素の値を調べる「SpO2:経皮的酸素飽和度」
肺炎、気胸などの病気があるかどうか調べる「胸部レントゲン検査」
などの検査を行います。
陥没呼吸や起坐呼吸がみられる場合は緊急事態のことも多いので、最低限の検査で緊急度を判断し、必要であれば大きな病院へ紹介することもあります。

どんな治療が考えられるの?

呼吸することに何らかの障害があり、酸素が体に足りない場合、酸素投与を行います。
喘息発作であれば気管支拡張薬の吸入の効果が期待できます。
細菌性肺炎であれば抗菌薬による治療を行います。

気管支拡張薬の吸入は当院でも行っていますが、酸素投与が必要な場合や、抗菌薬投与が必要な肺炎で陥没呼吸が出現している場合には、大きな病院で治療を受ける必要があることが多いです。
その場合には当院から紹介状をお渡しします。

観察のポイントは?

”陥没呼吸 動画”とネットで検索すると、実際にどのような呼吸様式なのか、動画を見ることができます。もしお子さんの呼吸が苦しそうかもと思った場合には是非一度見てみてください。

病気一覧

  • 急性肺炎
  • RSウイルス
  • ヒトメタニューモウイルス
  • マイコプラズマ
  • 百日咳
  • 急性喉頭蓋炎