症状一覧
2024年06月03日症状一覧
蛋白尿
どんな病気が考えられる?
蛋白尿が出ている場合、一緒に出現する症状によって考える疾患が変わります。
肉眼的な血尿、体のむくみ、尿量の減少などを一緒に伴う場合、腎臓の病気が考えられるため、早めの受診をおすすめします。体に紫色のあざ、腹痛、関節痛を伴う場合も、IgA血管炎などの病気が考えられるため、比較的早めの受診をお勧めします。
このような症状はなく、検査で指摘されたのみの蛋白尿の場合、すごく急ぐ必要はありません。発熱した時や、動いた後でも蛋白尿は陽性となりますので、もう一回検査をすると陰性担っていることも多いです。ただし、慢性に進む腎臓の病気が隠れている可能性が0とはいえないため、一度医療機関を受診することをお勧めします。
他に明らかな症状を伴っている場合、そちらに対する検査を優先します。
場合によっては、詳しい検査ができる病院にご紹介することもあります。
症状は伴わない場合、まずは朝1番の、中間尿で検査をやり直します。それでも蛋白尿が続く場合には、超音波検査で腎臓の形を確認したり、血液検査で腎臓の機能を確認したりする必要があります。
腎臓の病気の場合、塩分制限、水分制限などの治療が行われることもありますが、必要がないことも多く、専門の医師の指示の下で行う必要があります。そのため、腎疾患が疑われる場合には、一度大きな病院を受診していただきます。
動いた後、熱による蛋白尿の場合には特に治療は必要なく、自然に改善します。
特に症状を伴わない蛋白尿の場合も治療は必要なく、腎機能や蛋白尿が悪化しないか定期的に検査を行いながら経過観察を行います。
病気一覧
- 急性糸球体腎炎
- ネフローゼ症候群
- 起立性蛋白尿
- 無症候性血尿、蛋白尿
- 膀胱尿管逆流、先天性尿路奇形
- 腎盂腎炎
- IgA血管炎
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