症状一覧
2024年06月05日症状一覧
頻尿
どんな病気が考えられる?
子どもの排尿回数は年齢によって異なります。生後1か月ごろの乳児は1時間に1回(1日12回)、生後6か月ごろの乳児は1日10-15回、1歳以降で徐々に減少し、トイレトレーニングが終わるころには1日4-7回になると言われています。
トイレトレーニングが済んだ幼児で1時間に1回以上排尿がある場合や、学童期で1日10回以上の排尿がある場合は、頻尿と定義されます。
頻尿の原因は、膀胱に炎症がある(膀胱炎など)、尿をためる・出す機能が障害されている(便秘がある、構造の異常、神経の異常など)、心理的ストレスがある、そもそも作られる尿が多いの4つに大きく分類できます。
問診と診察でこれらの病気を絞り込み、疑わしい原因に合わせて必要があれば検査を行います。頻尿が続く場合には一度ご来院ください。
特に、以前よりも飲む量が増えて尿回数も増えた場合、排尿時に痛みを伴う場合、真っ赤な尿が出ている場合などには急いで診察を受けられることをお勧めします。
尿検査:
腎臓の異常がないか、尿路感染症がないかなどを検査します。腎臓の異常が疑れる場合は大きな病院へ紹介することもあります。
腹部X線:
便秘が背景にあると夜尿が治りにくいです。問診と診察から便秘を疑った場合に、撮影することがあります。
腹部超音波検査:便秘や腎臓の形を確認するために行うことがあります。
血液検査、残尿量検査、MRI検査:
腎機能や神経の異常を疑った場合に行うことがありますが、当院では限界があるため、大きな病院へ紹介します。
膀胱炎に対しては抗菌薬が有効です。
また、便秘に対する治療を行うことで頻尿が改善することも多いです。
その他、泌尿器科の先生による治療が必要となることもありますが、その場合は治療可能な施設へご紹介いたします。
病気一覧
- 急性膀胱炎
- 膀胱尿管逆流、先天性尿路奇形
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