症状一覧

2024年06月15日症状一覧

かんしゃく

どうしてこんなにかんしゃくが強いの?
何か病気が隠れている?

2歳児のイヤイヤ期は皆さん経験しますね。言葉で自分の気持ちが表現できないけれど、いろいろやりたいという意思がでてきた、成長の兆しです。成長に伴って減ってくるものは心配ありません。3歳過ぎても減ってこない、一回かんしゃくを起すと長時間おさまらない、集団生活の中でも目立つかんしゃく、暴力をふるって周りが困る、などの場合は、こだわりが関わっている場合もあります。かかりつけ小児科や保健師さんに相談してください。

臨床心理師が、こどもがかんしゃくを起こしたときの接し方などについてアドバイスできることがあります。ご相談ください。

お家ではどんなことに気を付けたらいい?

本人が訴えたいことがあるのに伝わらないとかんしゃくが起こります。どうしてかんしゃくになってしまったのか、前後関係をよく見てあげてください。理由がよくわからないことが多いと思いますが、わかることもあります。わかる場合には次に同じ状況が起こらないように、環境調整をしてあげることでかんしゃくが治まります。また、かんしゃくを起こしてしまった時に強く叱るのは逆効果です。タイムアウトという方法があるのでご紹介します。危険がなく面白い物もない場所(あらかじめ本人ときめて置くとよいでしょう)に本人を連れていきます。年齢×1分その場所で過ごさせます。時間が経ったら、癇癪の原因について冷静に話しあってみましょう。どうしてかんしゃくを起こしたのか追及するのではなく、何が嫌だったのか、何が欲しかったのかなど、本人の訴えを聞いてあげてください。聞いてあげるだけでその通りにする必要はありません。この方法を繰り返すことで、本人も自分の要望・感情に対する正しい対処方法を覚えていきます。