ハートシードでは親子がいつでも楽しく安心して過ごせる場を目指しています。
ひとりひとりのそのままを大切に尊重しながら、
人とつながる経験をゆっくりと積み重ねていってほしいと考えています。
こどもの心やからだの健康や成長、人との関わりは、
安心・自信・喜び(主体性)の経験と発達に支えられて育ちます。
こどもそれぞれの育ちを支えるために必要なことは、
すでにこども自身の願いの中にあると考えます。
それぞれのこどもの感じている世界をみつめ、心の声を感じ、
未来の一部でもある今、ここで、ともに楽しく生きることを大切にします。
親御さんがお子さまのために心を配り、向き合い、良い関係を作ろうとする過程が、“親に大切にしてもらった”、“自分を好きでいてくれる”、“自分を守ってくれる”体験となりお子さまの気持ちを満たします。この体験はお子さまの自尊感情を育て、先の人生を生き抜くための心の土台(心の安定根の発達:参照)となります。発達にはいくつかの段階がありますが、信頼できる大人との安定した愛着関係を結ぶことが特に大切と考え、親子の活動を取り入れています。親子の活動の時間を通じて、お子さまらしさが十分に発揮でき、そのありのままのお子さまを大人が受け止め、その瞬間を感じ合います。喜んだり、悲しんだりを共有しながら、子と親と大人(職員)が信頼し合い、協働し、それぞれの育ちを見つめていきます。親御さんはお子さまにとって唯一無二のかけがえのない存在です。親御さんがご自身を大切にすること、そして周囲とつながり相談しながら子育てができることを大事にしています。
抱っこによる安心感と不安からの守り。 視線が合うという融合体験。 |
親子でつながりと安心感を育む | |
共同と自信 | 人見知りとは安心できる対象が特定できるということ。指差しとは自と他が分化し相手に気持ちがあることを理解できたということ。 | 親子一緒の活動の中で、肯定されることによって自信を育む |
共感と喜び | お子さまは親御さんを基地にして、出かけては戻ることを繰り返して、次第に行動範囲を広げていく。 | 新しく世界を拓いた力を親子で共感し喜び(主体性)を育む |
集団参加 | あらたな人と環境の中で安心・自信・喜び(主体性、自己信頼感、自己肯定感、他者信頼感)を構築していく。 | 育んできた親や大人の関係を心の中に持って安心・自信・喜びを育む |
心の安定根を土台として、社会性が育ってきます。
お子さまは親や大人との会話や遊びを通して他者との関わり方や、社会での大事なルールを学びます。大人はお子さまの思い(楽しかった、腹が立った、困った等)に丁寧に耳を傾けていきます。
一人ひとりが主体性を発揮しながら、相手との折り合いをつけるための方法を一緒に考えていきます。その中で、自分と同様に相手もかけがえのない存在であるという態度や行動がとれること、自分をコントロールして程よく人とつながることができること、他者への共感や相手を思いやることができることを育くみます。
小集団の活動を通して経験を積み重ね、他者との関係や社会生活における柔軟な対応力を養えるように努めていきます。
保健師、看護師、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師、社会福祉士、特別支援学校の先生、保育士、児童指導員、ピアノの先生が配置され、それぞれの専門性を発揮しながらチームで支援しています。
多職種という強みを生かし、多角的にお子さまの姿を捉え、お子さまの発達や特性に合わせた小集団の活動を行います。お子さまやご家族と対話を重ね、必要に応じて個別支援を行います。ご希望に応じて、発達検査を行っています。
就学前のお子さまが対象です。お子さまの発達や特性、目的に応じた、少人数クラスがあります。必要に応じて個別活動もあります。実体験を通して五感を働かせながら、ひとりひとりのお子さまが好きな遊びや興味、なじみのあることを取り入れ、生き生きと過ごせるよう丁寧に関わります。
親子で一緒に活動し、親子のつながりと安心感、喜びや自信(主体性)を育みます。親子のふれあいあそびや音楽あそび、運動遊び、お散歩、水あそび、絵の具あそびなどを楽しみます。さまざまな遊びや身辺活動を通して、心やからだ、人との関わりや育ちをみつめます。
お子さまを育てる上での親御さんの色々な想いが吐露できる場となるように努めています。安心して過ごせる関わりや環境、幼稚園や保育所(園)選びなどを一緒に考えます。
朝から昼食後までお子さまのお預かり支援をしています。 室内で好きな遊び、散歩や公園で思い切り遊んだり、一緒にお弁当を食べながら、じっくり職員と友達と関わる経験を積んでいきます。
親子の安心できる関係を土台にして、お友だちや大人と活動します。ダイナミックな運動あそびや創作活動、ごっこあそびなどを楽しみます。集団活動でも安心して力を発揮できることを目標に、お子さまの主体性、人との関わり、コミュニケーションを大切にします。ご家庭や幼稚園、保育所(園)での必要な支援についても、ひとりひとりの育ちやご家族の思いを大切に一緒に考えます。
ご家族支援として、ご家族に活動に一緒に参加していただき、支援場面等を通じてお子さまの育ちやお子さまへの関わり方を一緒に考えます。また、職員と親御さん同士の集いの場を設けています。お子さまの姿を知り、人と語る中で、お子さまの一部ではなくいろいろな姿(全体像)をとらえていきます。他のご家族と出会い、語り合う中で、多種多様な価値観や子育て感を知り、“我が家流”を育んでいきます。
「みんなと一緒に過ごすのは楽しい」「指示を聞いて行動することは大切」という気持ちを育て、園(学校)生活を充実して過ごせるようになることをめざしています。楽しい遊び経験を通して、集団生活に必要な5本の柱(話す、聞く、認知、粗大運動、コミュニケーション)を育てるグループ活動を行っています。
話す | 相手に伝えるための言い方を知る 語彙を広げる・様々な表現に関心を向ける |
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聞く | 話している相手に意識を向ける / 聞いた言葉を覚える |
認知 | 文字・数概念・形の理解 / 書字技能の土台作り |
粗大運動 | 体幹の安定 / バランス / 協調運動 |
遊びのルールの理解 / 仲間と協力して遊ぶ 適度に勝敗を楽しむ |
日常生活に取り入れやすい遊びを積み重ね、定着をはかります。また、ご家族に活動の様子を見ていただく日を設け、スタッフと活動をふりかえり、発達の状況、家庭でのあそびや関わりのヒントなどについて相談します。幼稚園や保育所(園)、就学での必要な支援についても一緒に考えます。
小学校以上の学齢児が対象です。基本は小学1年生から小学6年生まで(ハートシード風は低学年まで)のお子さまとします。
安心できる仲間や環境の中で、お子さまひとりひとりが自分のやりたいことを自分で探し、思い思いにあそんだり、皆でチームになってあそび、勉強したり、おやつを作って食べたり、畑でおイモを育て料理して食べ、公園に行ってあそぶなどして過ごし、くつろげる放課後の居場所になっています。集団をはなれて一人で過ごす時間も大切です。お子さまも大人も一緒に活動を行う中で、自然にじゃれあったり、あそびまねをしたりと関わり、互いを思いながら心地よく過ごしたい気持ちややりとりの場がうまれます。気持ちがぶつかりあったりしながら、自分の思いを伝えたり、人の思いに気付きながら、人とのやりとりを積み重ね、自分の気持ちとの向き合い方や、自己理解、自分で考える力を深めていきます。
長期休業などにはお出かけなどの企画があります。
ご家族とは情報共有を丁寧に行い、ご家族の思いを大切にし、必要に応じて他機関と連携をとっています。
ハートシード | ハートシード風 | |
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利用時間 | 通常 14時30分~17時30分 (長期休業日 14時15分~17時30分) |
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基本的に、保護者様の送迎、自立通所をお願いしています。 | なし |
事業所が提供する支援の質の評価及び改善内容を公表いたします。
【放課後等デイサービス】
実施時期 令和6年10月~11月
対象者 実施時期にハートシードに通所する就学後児童の保護者 37名(回答 32名)
【児童発達支援】
実施時期 令和6年10月~11月
対象者 実施時期にハートシードに通所する就学前児童の保護者 12名(回答 12名)
実施時期 令和6年10月~11月
対象者 実施時期にハートシード風に通所する就学前児童の保護者 28名(回答 20名)