症状一覧

2010年05月01日症状一覧

鼻吸引

「よく鼻水を吸ってあげて下さいね」と言われますが、吸う時に子どもが嫌がってしまい、うまく吸う事が出来ません。どうしたらうまく吸えるのでしょうか?
また、なぜ嫌がる子どもの鼻水を吸わなければいけないのですか?

自分で鼻をかむことが出来ない小さなお子さんは、鼻の奥に鼻水が溜まってしまうので、吸ってあげないと中耳炎や副鼻腔炎を起こす原因になります。
また、ミルクを飲んでいる赤ちゃんはミルクが飲みづらくなる場合もあります。鼻水を吸ってあげると、その刺激により、咳き込むことで痰が出せて楽になる事もあります。

鼻吸い器を使用することは、お子さんにとって怖くて痛みも伴う辛いことなので、手早くスムーズに行ってあげることが、とても大切になってきます。暴れてしまうお子さんには、以下の方法で。

『方法』

  1. バスタオルなどで、身体を巻いて動かないようにおさえます。みの虫さんみたいにね。
  2. 鼻吸い器を入れていない側の鼻を指で押さえながら、鼻水を吸います。
  3. ドロドロしてなかなか吸いづらい鼻水は、点鼻薬を鼻にたらして、鼻の粘膜の腫れをとり、鼻水をやわらかくすると吸いやすくなります。点鼻薬は当院でも処方しています。

お母さんも、泣いて嫌がるお子さんの鼻水を無理やり吸うのは辛く大変な事ですが、お子さんが早く元気になるためにもお子さんと一緒にがんばってくださいね。
そして、一日も早く鼻かみが出来るように、鼻かみの練習をしてみませんか?

『練習方法』

  1. 家族の方が、楽しそうに鼻をかんでいる姿を見せてあげる。
  2. 鼻の前に、ティッシュをたらし鼻息でティッシュが、揺れるのを見せる。
  3. 4分の1位に切ったティッシュをこよりにして、先を鼻に少し入れ、飛ばす競争をする。
  4. お風呂の時に、お子さんと一緒に手で鼻をかむ。

この様な方法で、楽しく遊び感覚で練習してみて下さいね。