症状一覧

2011年07月01日症状一覧

熱中症

熱中症を予防しましょう!
暑くなってくると心配になるのが熱中症です。
熱中症とは「あつさ」によって引き起こされる、様々な体の不調のことをいいます。

症状は、軽いものでは、たちくらみやめまい、けいれん、失神などがあります。重くなると、強い疲労感、頭痛、吐き気が起こります。さらに重傷になると、意識障害、多臓器不全などが起こり、死に至る場合もあります。
もし熱中症の疑いがある場合は、すぐに日陰などの涼しい場所に移動し水分を十分に摂取させてあげましょう。意識障害や吐き気がある場合は、すぐに病院に連れていくことが大事です。

熱中症は死に至る可能性のあるこわい病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。

◆小児の熱中症を予防するポイント

  1. 子どもを十分に観察しましょう。
    • 顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇していると考えられます。涼しい環境下で十分な水分補給と休息を与えましょう。
  2. 暑さを避けましょう。
    • 長時間、ひなたでは遊ばせないようにしましょう。
    • 気温が高い日は、地面に近いほど気温が高くなるため、身長の低い幼児は大人よりも危険な状態になります。
    • 屋外では、日陰を選んで歩いたり、日傘をさしたり帽子をかぶったりしましょう。
    • ベビーカーは地表からの熱を受けやすいので気温が高い日には十分注意しましょう。
    • 室内でも通気を良くするなどして、暑い場所に長時間いることは避けるようにしましょう。
  3. 水分をこまめに飲ませましょう。
    • 汗をかいた分だけ、普段より多くの水分補給が必要です。
    • のどが渇く前に、イオン飲料などで定期的に水分補給をしましょう。
  4. 服装を選びましょう。
    • 吸水性の良いもの、吸汗・速乾素材のものを選びましょう。
    • また、熱を吸収する黒色系の素材は避けましょう。
    • 襟元を緩めるなど、体からの熱を逃がしやすくしましょう。
    • 直射日光を避けるために、外に出るときは帽子をかぶせましょう。
  5. 体調管理をしましょう。
    • 風邪や体調不良のときは熱中症になりやすいので、暑い日の外遊びは控えましょう。
  6. 急に暑くなる日に注意しましょう。
    • 熱中症を起こす人は、梅雨明けの7月下旬から8月下旬に多発する傾向があります。体が暑さに慣れ、上手に発汗できるようになるためには時間が必要です。暑くなり始めや急に暑くなる日、熱帯夜の翌日に特に気をつけましょう。
    • エアコンを切った車の中などは、とても高温になりますので、たとえわずかな時間でも子どもだけを車内に取り残さないようにしましょう。大変危険です。熱中症による子どもの死亡事故を防ぎましょう。
  7. 日頃から適度に外遊びを勧奨し、暑さに慣れさせましょう。