症状一覧

2014年02月01日症状一覧

胃腸炎の時の食事

胃腸炎の治療では、吐き気止めや整腸剤などのお薬を使うことが多いですが、それと同時に食事の内容も大切です。
では、胃腸炎の時はどんな食事を取ればいいでのしょうか。

まずは水分補給をまめにすることが大切です。(胃腸炎のときの水分のとらせ方の項を参考にしてください。)
そして吐き気がおさまり水分がしっかり取れるようになったら、下痢が続いていても早めに消化の良い食事を開始しましょう。絶食期間が長くなると腸粘膜がやせ衰えてしまい回復が遅れてしまいます。

消化吸収のよいごはんやうどんなどの炭水化物中心に、便を固める効果のあるもの(りんご、バナナ、にんじん)や、キャベツ、大根などの野菜を使ったお料理がおすすめです。

消化のよい食べ物やおすすめレシピを紹介しますので、参考にしてくださいね。

 消化のよいもの消化のわるいもの
穀類おかゆ・うどんコーンフレーク・そば
いも類じゃがいもさつまいも
豆類豆腐・みそ・きなこ納豆・油揚げ
卵豆腐・卵とじ生卵・固ゆで卵・目玉焼き
野菜類にんじん・キャベツ・かぶ・
大根・かぼちゃ
繊維の多い野菜・きのこ類・
ねぎ・海藻類
くだものりんご・バナナ・白桃柑橘類・梨・パイン・いちご
飲み物イオン飲料・りんごジュース・
野菜スープ・母乳
炭酸飲料・オレンジ果汁・
ココア

<おすすめレシピ>

りんごのくず煮

材料:
 りんご・片栗粉・水・(砂糖)
作り方:

①りんごをすりおろす。(りんごジュースや白桃ジュースでも代用できます。) ②鍋に、すりおろしりんごを入れ火にかける。(味を見て酸味が強ければ砂糖を入れる。) ③片栗粉を少量の水で溶き、少しずつ回し入れトロトロに仕上げる。


ポトフ

材料:
 じゃがいも・にんじん・かぶ・キャベツ・鶏ささみ・
 コンソメ・塩・(ごはん)
作り方:

①野菜の皮をむき、一口大に切る。ささみは、薄く削ぎ切りにする。 ②鍋にコンソメ、キャベツ以外の野菜を入れ、野菜より多めに水を注ぐ。沸騰したら、ささみ・キャベツを入れる。 ③あくを取りながら野菜をやわらかくなるまで煮込む。最後に塩で味を整える。
まだ便がゆるい時
野菜も入れて、ごはんと煮込み、卵をとじておじやにする。
吐き気はおさまり、下痢が続く時
スープにごはんを入れて煮込み、ぞうすいにする。
吐き気がある時
スープだけを飲ませる。


野菜と肉だんごのスープ

材料:
 にんじん・大根・白菜の葉・鶏肉だんご・(うどん)
作り方:

①野菜を短冊切りにする。 ②鍋に、野菜と水・だしを入れて火にかける。 ③沸騰したら、肉だんごを入れ煮込む。塩、しょうゆで味を整える。
まだ便がゆるい時
野菜と肉だんごも入れて、煮込みうどんにする。
吐き気はおさまり、下痢が続く時
スープにうどんを入れてくたくたに煮込む。
吐き気がある時
スープだけを飲ませる。