症状一覧

2024年05月07日症状一覧

流行する病気

今どんな病気が流行っているの?

千葉市で流行している病気は、下記リンクからアクセスできます。
感染症発生動向調査結果

現在(2024年1月)は、インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルス、感染性胃腸炎が流行しています。また、新型コロナウイルスが再度増加の兆しをみせています。

どんな検査があるの?
検査はいつでもしてもらえるの?
PCR検査はできる?

インフルエンザ、新型コロナウイルス、アデノウイルスについては、綿棒で鼻水を取って抗原検査キットにかけると、約15分程度で陰性陽性が判定できます。
溶連菌については、のどの奥を綿棒でこすって同じく抗原検査キットにかけて、約15分で結果が判定できます。

ウイルスや細菌がある程度増えていないと、仮にその病気になっていたとしても検査が陽性にならないことがあります。熱がでてから少なくとも12時間は空けてから検査をすることをおすすめしています。
インフルエンザについては、熱がでてから48時間経つと、また検査の陽性率が落ちてしまうことが知られているので、熱がでた翌日に受診をしていただくのがおすすめです。

PCR検査は、当院では新型コロナウイルスのみ行うことができます。1か月前の感染であっても陽性となってしまうため、積極的にはおすすめしていません。また、医者が必要ないと判断した場合で、患者様の希望により検査を行う場合には保険が使えないので、診察料・検査料など含めて1万円以上の料金を請求いたします。あらかじめご了承ください。

胃腸炎の際の検査:ノロやロタウイルスの検査は当院では原則行っておりません。

特別な治療はあるの?

最も大切なことは、水分・塩分・糖分をしっかりとること、しっかり休むことです。薬による治療だけでは病気は治らず、最終的には本人の免疫力が病気を治すのに必須です。

インフルエンザ

熱がでてから48時間以内であれば抗インフルエンザ薬の効果が期待できます。効果は、”症状を1日短くする”というものです。合併症の予防効果などはないと言われています。

溶連菌

抗菌薬を飲むと症状が1日短くなります。扁桃周囲膿瘍、リウマチ熱という合併症を防ぐために、抗菌薬は必ず10日飲む必要があります。

感染性胃腸炎

吐き気が12-24時間程度続き、吐き気→腹痛→下痢と病状が変化していくのが典型的です。当院では吐き気に対して漢方薬の”五苓散”を坐薬にした薬を使用しています。ナウゼリン坐薬よりも効果がある印象があります。保険適用外になりますので200円程度の実費をいただきます。

アデノウイルス、新型コロナウイルス

上記のような特別な薬はありません。水分・塩分・糖分をしっかりとること、しっかり休むことが非常に大切です。

自宅でできることはある?

風邪の予防:

基本的な感染対策「”手洗い”、”うがい”、”手指消毒”」が大切です。

ワクチンを適切に接種する:

インフルエンザ、新型コロナウイルスについては、今流行っているウイルスの型に合わせた最新のワクチンが作られています。最新のワクチンを接種しておくことで、合併症を防ぐことができ、症状も軽く済ませることができます。副作用は打った場所の腫れや、少し熱が出る程度で、ほとんどありません。熱が出た場合に”ワクチンを打っている”というのはかなりの安心材料です。

新型コロナウイルスワクチンに関しての信頼できる情報を集めたサイト
厚生労働省の新型コロナワクチンQ&A
こびナビ

水分をとらせる:

OS-1やポカリなど「塩分」「糖分」が入った水分を、たくさん摂取するのが大切です。熱がでたばかりの時は食欲も出ないことがあります。食事が全くとれない場合、体重×100ml程度の水分が必要です。

症状をよく観察する

元気は普段と比べてどうか、ご飯は食べられそうか、おもちゃを見せると遊ぶか、熱以外の症状はどうかなど、本人の様子をよく観察してあげてください。体温は必ず「接触式」の体温計で正確に測ってください。

入浴・シャワー

本人の元気がある程度あれば、お風呂は普段通りに入っても大丈夫です。