症状一覧

2024年05月31日症状一覧

おむつの中の発疹、かぶれ

どんな病気が考えられる?

おむつの中の症状で最も多いのは、尿や便が付いたおむつによってかぶれた皮膚炎です。我々はこれをおむつかぶれと呼んでいます。おむつかぶれは、肌が赤くなった状態から、皮膚が剥けてしまった状態まで、重症度に幅があります。
もう一つ考えなくてはならないのが、カビの一種であるカンジダというばい菌による皮膚炎です。この場合は尿や便が付いたおむつが付着しない皮膚の溝の奥にも発疹が出現します。

どんな治療があるの?

おむつかぶれに対しては、亜鉛華単軟膏や亜鉛華軟膏、ステロイド軟膏の効果が期待できます。
カビによる皮膚炎の場合も、これらの薬はある程度効果が期待できますが、完全には良くなりません。その場合は抗真菌薬を併用することで効果が期待できます。

お家でできる対処法はある?

尿や便のついたおむつに接触すること、皮膚から尿や便をふき取るときの刺激などで皮膚炎が起こっているので、おむつはなるべく頻回に替える、拭くときにはポンポンと押さえるように拭く、それでも汚れが取れなければシャワーで洗う、などの工夫をすることで効果が期待できます。

病気と予防

病気一覧

  • おむつかぶれ
  • 乳児寄生菌紅斑