症状一覧
言葉の遅れ
どんな病気が考えられる?
①お耳の聞こえは大丈夫か確認しましょう。
生まれたとき、新生児聴覚スクリーニングを受けているか、母子手帳を確認してみてください。受けていて、passと書いてあれば、新生児聴覚スクリーニングは大丈夫だったということです。小さい音に反応するかどうか、見えないところから呼びかけてふりむくか、なども確認しましょう。お耳の聞こえが悪いかなと思ったら、すぐに小児科か耳鼻科に相談してください。
②言葉の発達は個人差が大きいです。
1才半で2語文を話すお子さんもいれば、2才近くになってもまだほとんど話さないお子さんもいます。2才近くで意味のある単語がほとんど出ていない場合には、発達などを含めた総合的な診断が必要ですので、かかりつけの小児科に相談してください。
言語を伸ばすためにできることは?
言葉を発するにためには、聞く→理解する→ためる→発するという段階を踏む必要があります。まずは聞くことができるかどうか、耳の聞こえを確認しましょう。周囲の大人が直接本人に話しかけることが非常に大切です。テレビや動画の言葉は実は聞くうちに入っておらず、テレビがずっとついている場合や大人がずっとスマホをいじっていて本人に話しかけ機会が少ない場合には、聞く機会が少なくなってしまいます。積極的に話しかけてあげてください。また、複数の言語を同時に聞いている場合、一つの言語の獲得は遅くなる傾向があります。心配な場合は、一つの言語を獲得するまで二つ目の言語の勉強は後回しにしてもよいかもしれません。
発する段階でも周囲の大人の働きかけが非常に重要です。本人と積極的に関わり、本人から話しかけてきたらニコニコ笑顔でほめてあげましょう。お子さんはお父さんお母さんの笑顔が大好きです。どんどん話しかけるようになってくれるはずです。
もし視線が合わない、かかわりが伸びない場合には、専門家の手助けが必要な状態かもしれませんので遠慮なくご相談ください。
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