症状一覧

2024年06月14日症状一覧

夜なき

どうして夜なきするの?
どんな病気が考えられる?

①乳幼児期の夜泣きは眠りの習慣の場合が多いです。
眠りが浅くなったときに泣くという習慣になっているためで、睡眠環境の調整などで改善することがあります。離乳期後期にはおなかがすいて泣いている場合もあるので、寝る前にたっぷり授乳してみるものよいかもしれません。

②幼児期以降で、夜寝てから数時間経って急に泣き始めるのは夜驚症かもしれません。
興奮することがあった日に起こることもありますし、特に関係なく持続的におこることもあります。激しく泣き、パニックのような状況になり、抱きしめたりしてもおさまらないことがあります。朝になると全くおぼえていません。脳の発達過程の状態なので、何もせずに経過を見ることが多いです。程度がとてもひどい場合には、原因を考える必要があるので、小児科かかりつけにご相談ください。

③てんかんなどが隠れている場合もあります。

お薬はあるの?

漢方薬などが効果的な場合があります。ただ、まずは睡眠環境を整えることが優先で、その補助として漢方を使うことがあります。

お家ではどんなことに気を付けたらいい?

お子さんは、脳がまだ発展途上であり、睡眠のリズムを練習しているところです。なので、周りの大人が一緒に生活リズムを整えることが非常に重要です。なるべく毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしましょう。また睡眠環境も非常に重要です。夜寝る部屋にTVがついていたり、明るいまま寝ていたりすると、寝つきが浅くなり、夜なきがふえることもあります。また、寝る前の2時間程度は、TV・スマホなどの液晶画面を見るのを控えてみてください。ブルーライトは非常に強力で、目が覚めてしまいます。夜なきをした時は、特に乳児の場合、安全を確保した上で5分程度構わないで様子を見ましょう。構ってくれることが入眠刺激になっている場合があります。